投打がかみ合った巨人が鬼門マツダスタジアムでの今季2勝目(7敗)を挙げた。DeNAが阪神に敗れたため、6月24日以来43日ぶりのAクラス返り咲きとなった。

主砲が絶大な存在感を示した。両リーグのホームランキングを独走する4番岡本和が、1回2死一塁、広島大瀬良の内角に入ってきた146キロ直球を捉えた。左翼後方の防球ネットまで運ぶ特大の先制の28号2ランとした。さらに4回先頭、大瀬良の134キロフォークをライナーで左翼席に運ぶ2打席連発の29号ソロ。8回1死からも左翼席に30号ソロを放ち、自身初の1試合3本塁打で史上9人目の6年連続30本塁打を達成。8月に入ってからは6戦8発と異次元のペースでアーチを量産している。

2回先頭では、長野がかつての本拠地マツダスタジアムで3年ぶりのアーチとなる2号ソロを描いた。6回はブリンソンの適時二塁打、7回は大城卓が押し出し四球を選びリードを広げた。8回1死二、三塁からは代打中田翔が左翼席への12号3ランを放ち、通算300号アーチを達成。5本塁打11得点で大勝した。

投げては左腕のメンデスが6回4安打無失点と好投して3勝目を挙げた。直近3試合、20イニング連続無失点を継続し、2連敗を喫していたの広島打線を封じ込めた。