阪神青柳晃洋投手(29)が苦しみながらも対巨人6連勝を飾った。5回2/3を4安打3四死球3失点と粘り、自身3連勝となる今季6勝目。「得点を取ってもらっても、すぐに返されてしまう展開になってしまいましたが、それでも粘り強く点を取ってくれた野手に感謝です」と仲間に頭を下げた。

昨季は巨人戦4試合先発で3勝0敗、防御率1・55。好相性を誇る相手に苦戦した。佐藤輝の先制弾で1点リードをもらった直後の2回、先頭4番岡本和への四球から無死満塁とされ、7番大城の左犠飛で同点とされた。再び1点リードをした直後の4回は2死から5番坂本の左中間二塁打、6番丸の右越え2ランで逆転された。「(坂本)誠志郎のボール球要求が中に入ってしまった。投げミスだった」。投球内容に反省は残ったが、21年5月14日からのG戦連勝を継続した。

試合前時点で今季5勝はすべてDeNAからだった。ようやく他球団からも白星をもぎ取り、シーズン終盤のエンジン全開に期待がかかる。「任されたイニングを投げ切れるように、その中で長いイニングを投げられるように、今日の反省を今後に生かしたいです」。大黒柱の完全復調が待たれる。【佐井陽介】

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