首位オリックスがエースの力投で連敗を2で止め、3日ぶりに優勝マジックを「19」に減らした。

先発の山本由伸投手(25)が、7回4安打無失点で両リーグトップ13勝目。3四球を出すなど本調子でないながら、1点を守り抜いた。

打線は初回に21イニングぶりの得点。先頭の池田が左翼線への二塁打で出塁し、1死二塁から3番中川圭太内野手(27)が左翼へ先制の左前適時打を放ち、これが決勝点となった。

この日の安打は初回の2安打のみ。その後、日本ハム先発の伊藤に抑え込まれた。試合後、中嶋聡監督(54)は「負けてないというだけであって、ほぼほぼ、伊藤投手にやられたっていう感じでしょうから」と率直に振り返った。

「打てなかった選手が一番悔しいと思うので、その悔しさ、明日なんとかやり返してほしい。誰もが切り替えという言葉を使いますけど、やっぱりプロ野球選手は、切り替えがうまい人がいい選手なので」。悔しい思いも切り替えて、鬱憤(うっぷん)を晴らしてくれることを願った。