上武大が平成国際大との接戦を制し、開幕から2連勝した。

序盤は先頭打者が出塁するも点が入らない苦しい展開が続いた。試合が動いたのは5回。ドラフト候補に挙がる最速155キロ右腕の平成国際大・冨士隼斗投手(4年=大宮東)からバントヒットや重盗など小技を絡め3点を先制した。

ドラフト上位候補で主将の進藤勇也捕手(4年=筑陽学園)は、NPB7球団8人のスカウトが熱視線を送る中、4打数無安打。「考えすぎている。あんまり整理できていない」と話した。だが、捕手として2投手を好リードし相手打線を抑えた。DeNA河原スカウティングディレクターは「体に力あるし肩も強い。ブロッキングがうまい」と評価した。進藤は「リード面は常に勉強している。下級生から座ってきた経験は大きい」とチームを引っ張っていく。