“ハンカチ王子”こと元日本ハムの斎藤佑樹氏(35)がプロデュースする「斎藤ハンカチ店」が8日の午後1時、オンラインショップで開店。オープンとなるこの日、都内で共同発表会に登壇した。

21年オフに現役引退後、23年に創業100周年を迎える老舗ハンカチメーカー川辺株式会社からオファーをもらった。「ハンカチ王子と呼ばれた人間が、もう1度ハンカチと向き合うべきかな」と今年2月1日にパートナーシップ契約。

「アンバサダーという立場ではなく、店主という主体的な立場で」と試行錯誤の上、ハンカチのデザインプロデュースに関わってきた。

発表されたデザインは白地に斎藤氏がセレクトした一文字がうっすらと刻まれている。「信」「勝」「光」「穏」「礼」「始」「楽」「健」「祝」と全部で9種類になる。

“店主斎藤”は「現役時代に感じたこと、活躍したこと、悔しかったこと。ハンカチが僕の気持ちとつながっていた。それを形にしたいという思いで作った」と語った。

中でも好きな一文字を聞かれると、「信」と回答。現役時代に当時日本ハムで指揮を執っていた栗山英樹氏(62)から「『頑張れよ』よりも『信じてるから』という言葉をいただいたことがすごく多くて。僕はこの言葉が好きです」と今春WBC世界一に導いた名将との思い出を振り返った。