中日の3年連続Bクラスが確定した。先発した柳裕也投手(29)が6回2失点と粘投したが、打線が巨人継投の前に不発。7回に40イニングぶりに石川昂の適時打で1点をかえすのが精いっぱいだった。巨人には開幕戦での白星から引き分けを挟んで東京ドーム9連敗。借金も今季最多の29に膨らんだ。

就任以来2年連続でCSを逃した立浪監督は「これだけ負けているので当然のことと思う。若い選手は頑張ってはいるが兆しが見えてこない。結果が全ての世界なので、結果を出して自信をつけて欲しい」と、奮起を促した。来季続投について加藤球団代表は「結果は真摯(しんし)に受け止めないといけない。まだシーズン中だから、そういうこと(去就)については、答えるようなことは何もないです」と、明言を避けた。

また、援護のなかった柳は今季10敗目を喫し、涌井12敗、小笠原10敗、高橋宏10敗とともに4人目の2桁敗戦投手になった。1シーズンに4人が10敗以上を喫したのは15年阪神(能見13敗、メッセンジャー12敗、岩田10敗、岩崎10敗)以来。中日では73年(渋谷幸12敗、稲葉12敗、星野仙11敗、松本幸11敗)以来、球団50年ぶりの負の記録になった。

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