阪神が今季ラストの「伝統の一戦」の最終回に意地を見せた。5点ビハインドの9回、巨人大勢からヨハン・ミエセス外野手(28)が代打5号ソロ。佐藤輝明内野手(24)が21号2ランで2点差にまで迫った。勝利とはならなかったが、ゼロ封負け目前の連弾で虎党を喜ばせた。佐藤輝はキャリアハイの85打点に到達した。

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▼阪神の満塁本塁打被弾は、22年8月24日京セラドーム大阪のDeNA戦で、桑原から伊藤将が打たれて以来。巨人戦では、22年4月3日に東京ドームで中田にガンケルが喫して以来。甲子園の巨人戦に限ると、07年9月19日ゴンザレスにボーグルソンが打たれて以来。なお甲子園で巨人の日本人選手に打たれたのは、91年4月10日に篠塚利夫(後に和典)に渡辺伸彦が許して以来、33年ぶりとなった。

 

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