プロ注目右腕、同大の真野凜風(りんか)投手(4年=天理)が、プロ志望届提出を明言した。この日行われた試合後にプロ志望届について「出す決断をしました」と話した。

今秋リーグ2度目のマウンドに上がった。1点ビハインドの4回から3番手で登板。1死から遊撃後方の安打で出塁を許したが、後続を仕留めて無失点で切り抜けた。2イニング目はこの日最速の137キロを計測するなど3者凡退。2回24球を投げて1安打無失点でマウンドを降りた。

「球速も全然出ていないですし、今日は言い方悪いですけどたまたま抑えられている感じはした。でもしっかり相手の裏を考えて投げたので勉強になった」と復帰後初の連投を振り返った。

真野はプロ志望届提出については「まだ投げていなかったので、投げれてからが(提出の)基準だった」と登板してからが基準の目安だったと話し、2戦目を終えた時点で判断を下した。体の状態については「気持ちは7割なんですけど、まだ体が5、6割くらい。まだ100%の状態じゃないので、納得はいっていない。もうちょっとこれから上げていければ」と見通しを話した。

真野は右肘のコンディション不良で23日に今季初登板。2回2/3を投げて1安打1奪三振1失点。この日は連投だったが「問題はない」と言い切った。

チームは逆転勝ちで1勝1敗とした。3戦目については「準備だけはしておきます。志望届を出すの決まってからはいろいろ吹っ切れると思う。あとはやるだけかなと思う」と目の前のリーグ戦を見据えた。