阪神が、ヤクルトに快勝、同カードの球団連勝記録を9に伸ばした。
3回まで先発の西勇輝投手(32)、とヤクルト高橋がともにノーヒットピッチングの投手戦。均衡を破ったのは阪神の4番、大山悠輔内野手(28)だった。4回、先頭の中野がチーム初安打となる左中間への二塁打で出塁すると、1死から、大山が左翼席へ豪快な16号2ランを運んだ。25日の中日戦では、打線の状態について岡田監督が嘆き「大山も(打撃の状態が)ひどい」と指摘したが、本拠地に戻って名誉挽回の1発を放った。
西勇は9月12日巨人戦で完封勝利を挙げて以来の登板。6回2死まで無安打投球を続けるなど好調を維持。7回を2安打無失点で8勝目を挙げた。
岡田彰布監督(65)の一問一答は以下の通り。
(囲み取材)
-西勇は雰囲気があったか
「うーん、なんかなあ。こないだも良かったけど、今日も良かったよなあ。そんななあ、もううたれそうな、ホント、これもうノーヒットノーランあるかもわからんで言うてたんやけどな、もうなあ、あそこで1本出たからホントこれで7回で切れるなあ言うてたんよ(笑い)」
-後半戦全勝。9月も3戦全勝。さすがか
「いや、だから、やっぱりなあ、うまいこと帳尻合わすのはうまいやんか(笑い)。今までこの時期に帳尻合わしても何も試合なかったけど、今年はなあ、こっからまた試合あるわけやからさあ」
-相手は決まっていないが、CSはうれしい悩みになりそうか
「いやいや、まあ、そんな考えんのしんどいから、まだまだ考えへんよ、それは。まだまだそれはなあ、日にちあるから、3週間ぐらいあるやろ、それはもう今から考えたらしんどい、そら、順番とか決めんの。相手もまだ決まってないしなあ、まだ」
-大山も1本出たがまだまだか
「そう、うーん、まあ別にこのシーズンはな、まあ別に自分の数字やからな結局は、最終的にシーズンとしての数字やからな、だから、まあ終わって、フェニックスとかあるけど、そこから徐々にやっぱり、いい時のそういう感覚をというか、タイミングをな、持って行ったあいいと思うよ。今どうこう言うことじゃないんだけどな、やっぱり崩れると早いいうことはな、やっぱ本人も、ずっと悪くても何とか維持しようとな、基本的なことはな。崩れるとやっぱりほんとに戻りにくいよ、バッティングに関しては、相手は崩しにくるわけやからな」
-昨日の苦言が効いたのか
「いや、それは分からん(笑い)。バッティングコーチが何かやったんやろ」
-打撃練習中からよかったのか
「今日はちょっと、昨日よりはマシかなと思ったよ」
-森下はいい時に戻せるか試されてる
「試されてるというか、そら自分で崩れてるわけやからな。いくつボール球振った、今日? そやろ。それは自分で崩れてるということやから、そらもう自分で直さなしゃあないやん。そら、ちゃんとスイングしとって打たれへんのやったらなあ。でもあのボールは誰が振っても当たらへんよ。そういうことやん」
-シーズン中に直してほしいか
「直らへんよ。そんな簡単に直らへん。無理無理。そんだけバッティングは難しいということよ。だから崩さんように維持しとかな長いシーズンコンスタントには打てないということよ。長いやろ、打てんようになったら。そら本人は何とか打ちたいと、打てるように戻そうとしてるけど、なかなか戻らんということよ、結局は。崩れてしもうたらな。崩れる前にある程度普通の状態というかな、絶好調にならんでもええけどな、ある程度コツコツヒットが出るように継続していかんと、長いシーズンはコンスタントに率残らんよ。そんな簡単なものじゃないよバッティングは、難しい。だから自分から崩れていったらあかん」