「中4日ステップ」でCS復帰だ!! DeNAトレバー・バウアー投手(32)が6日、横浜スタジアムで故障明け2度目のライブBPに登板した。1日から「中4日」の実戦形式の登板。林、桑原、柴田、楠本、知野、蝦名に対し4イニング想定で計86球、最速151キロ、安打性8本、2失点相当の内容だった。次回も「中4日」で11日にライブBPを予定。14日開幕の広島とのCSファーストステージがもつれれば、三たび「中4日」で16日の第3戦で復帰する可能性が高まった。

右腸腰筋遠位部損傷でリハビリ中のサイ・ヤング賞右腕が驚異的な回復をアピールした。マウンド後方と左打席斜め後方に自らカメラを設置。審判も守備もいない「自主判定」の実戦で4三振を奪い、登板後は「コンディションはかなりいい。ケガの治りも早かったし問題ないです」と万全を強調した。全球種を投じた変化球にも「完全に元通りの感覚です」と手応えを示し、今後については「チームに『先発でいけ』と言われたら投げられる体の状態、メンタルではあると思います」と力強く話した。

見守った三浦監督は今後について「まだまだフィールディングとかの確認もあるので簡単には言えない」と慎重な姿勢は示したが、今季10勝を挙げたサイ・ヤング賞右腕の存在は限りなく大きい。「今シーズン、もう1回、ファンの前で投げるんだと決めてリハビリをやってきた」。米国時代から体に染み付いた「中4日」の登板間隔で、着実に復活ロードを歩んでいく。【鈴木正章】

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