日本ハム万波中正外野手(23)が11日、千葉・鎌ケ谷の秋季練習で自己最速の打球速度185キロを観測した。今季はリーグトップに1本差に迫る自己最多の25本塁打。飛躍の1年となったが、今オフは打球スピードとスイングスピードの向上に務める。「来春のキャンプで最速190キロを目指したい」と、エンゼルス大谷翔平投手(29)級の弾道を目標に掲げた。

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達成感ではなく、万波は本塁打王3人との差をかみしめていた。「本数以上に3人との実力差はあると思うので、来年以降、毎年取りたい。タイトルに絡める選手になりたい」。ロッテ・ポランコ、楽天浅村、ソフトバンク近藤を頭に浮かべ、悔しさをにじませた。

目標達成のため、今オフは「打球スピードとスイングスピードの向上」を掲げる。この日の秋季練習では測定分析機器「ラプソード」で打球速度を計測。場外弾を連発し、打球速度は自己最速185キロをはじき出した。「マックスを出したいなと思って、思いっきりバットを振っていたんで」と好感触の様子だった。

目指す数字は、もっと高いところにある。最速打球速度の目標を、エンゼルス大谷の119・1マイル(約191・6キロ)に迫る190キロに設定。「筋肉量とスイングスピードは相関性があるっていうのは、もういろんなあれ(データ)で出てるんで」と肉体と技術の両方からアプローチする。

高い意識で寮生活を送る。「自分で何か選んで1人で食べるとしたら、ほぐしサラダチキンと塩むすび。それ以外は最近食べてないですね」とカロリーと脂質が低いものを好む。「お菓子もアイスも普段から食べない。ジュースも苦手なので」。今季は除脂肪体重を88キロで安定させた。「いい時というのはアベレージが88キロに行かないぐらいなんで。それを89キロ台か、もしくは除脂肪体重で90キロはオフシーズンで目指したいな」と目標値を定めている。

全体練習後、「なるはやでお願いします!」と明るく話した。約10分後、練習熱心な若き主砲はバットを手に室内練習場へ足早に向かった。【佐瀬百合子】