発熱による体調不良で離脱していたロッテ佐々木朗希投手(21)が3回完全投球で復帰戦を飾り、チームに勢いをつけた。CSファーストステージ初戦のソフトバンク戦に先発。27日ぶりの実戦でイニング限定だったが、160キロ超の直球とフォークを中心に打者9人から4奪三振で、2年ぶりの“開幕投手”の重責を果たした。打線も荻野貴司外野手(37)の先頭打者弾など9安打8得点で援護。2万9126人の大歓声にも背中を押され、オリックスとのCSファイナルステージ進出に王手をかけた。

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▼佐々木朗が3回を完全に抑えて交代。日本シリーズでは07年<5>戦山井(中日)が8回、20年<3>戦ムーア(ソフトバンク)が7回、99年<3>戦永井(ダイエー)が6回を無安打で降板した例があるが、プレーオフ、CSで無安打で降板の先発投手は佐々木朗が初めて。

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