オリックスはロッテに逆転勝ちし、アドバンテージの1勝を含めて2勝0敗とした。

序盤からまさかの展開だった。エース山本由伸投手(25)が初回に5安打を浴びて3失点。山本の初回5失点と1イニング被安打5は今季ワーストと、序盤からリードを許した。

それでもリーグ打率トップの打線が中盤につながった。4回は紅林弘太郎内野手(21)の2点適時二塁打と宗佑磨内野手(27)の適時打で同点に追いつく。6回には1点を勝ち越されたが、直後の攻撃で杉本裕太郎外野手(32)の二塁打で同点とすると、紅林が2打席連続となる適時打で勝ち越しに成功する。

先発山本はロッテ打線に7回10安打5失点。CS初失点となったが、打線の援護もありリードした展開で降板した。8回からは継投に入り、リードを保って1戦目をものにした。

優勝のアドバンテージも含めて2勝0敗発進。打線が奮闘し、圧倒的有利な状況に持ち込んだ。オリックスは21年にも同じくロッテを相手にファイナルステージで初戦白星。このときは最短の3戦で日本シリーズ進出を決めており、2戦目以降も一気にたたみかけたい。

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