ロッテの岡大海外野手(32)が25日、ZOZOマリンで行われた秋季練習後、昨年取得したFA権を行使せずに残留することを明かした。

「ロッテに対して今までと変わらずしっかりやっていきたい」。プロ11年目となる来季に向けては「一番はチームの勝利。リーグ優勝、日本一というのは大前提において、自分の成績としてはやっぱりレギュラーを取りたい」と決意した。

今季は109試合に出場し、打席、安打、本塁打、打点など数多くの自己最多数を更新した。走攻守すべてに貢献したが、現状に満足はしていない。「今年の数字を下回ることがあってはいけないと思いますし、そこにラインを引きながら、もっと向上していきたいなと思います」。秋季練習では打撃、走塁、守備すべてに取り組んでいるが、「技術プラス、パワーというところ。ウエートを含めてやっていきたいなと思っています」とテーマを掲げている。

外野手は荻野、角中、石川慎らのベテランや中堅に加え、和田、藤原、山口ら若手がレギュラー争いに加わっている。高部もケガからの復活を目指している。「負けたくない気持ちはある。同じ成績だったら、やっぱり若い子を使いたいと思うと思いますし、そういう部分では圧倒出来る数字をもっと残していかないといけないというのは常に意識して取り組んでいます」と闘志を燃やす。「年はとっていきますけれど、落ち着きたくはないですし、自分自身はもっともっとガツガツいかないといけない」。打って、走って、守って。来季も「ヒロミナイト」を演出し、勝利をつかむ。【鎌田直秀】

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