マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が、50歳にして球速をアップした。9番投手で先発。1回、先頭の上條への2球目、138キロをマークした。昨年は134キロ、一昨年は135キロが最速で、1年前から4キロ増となった。

試合前練習から度肝を抜いていた。女子選抜の選手が見つめる中、フリー打撃では39スイングで11本を柵越えしていた。

両者の対戦は3年連続3度目。イチロー氏は21年が3打数無安打、22年が4打数無安打だった。「『遊びじゃない』。今年も全力真剣勝負で女子野球選抜の熱い気持ちに応えます。女子野球を続ける選手たちが目標にできるようなプレー、試合をお見せします」とコメントした。

ランニングで気合い入れるイチロー氏 松坂大輔氏と入念にアップ 円陣で声出しも/写真特集1

打撃練習で柵越え連発のイチロー氏、おなじみ背面キャッチや女子選手に指導する姿も/写真特集2