国内FA権を行使していたオリックス山崎福也投手(31)が日本ハム入りを決断したことが25日、分かった。経験豊富な左腕を巡っては、残留要請をしていたオリックスを含め、巨人、ヤクルト、DeNA、ソフトバンクの6球団による争奪戦となっていたが、最終的に縁もある北の球団を選んだようだ。

山崎福の父、章弘さん(62)は現役時代に日本ハムで2年間プレーし、コーチとしても12年間にわたり所属。さらに、昨オフにオリックスから国内FA権を行使した伏見寅威捕手(33)も、移籍するまでずっとバッテリーを組んでいた仲。新しい環境にも不安は少ない。

22日に取材に応じた際には「野球選手として、しっかりピッチャーとして、投げられるというのを1番に。しっかりと先発として投げられるというのを1番考えていきたいなと思いますね」と決断のポイントについて言及していた。今季、自身初の2ケタ勝利となる11勝をマーク。戦力として新たに求められた日本ハムで、腕を振ることになる。

◆山崎福也(やまさき・さちや)1992年(平4)9月9日生まれ、埼玉県出身。日大三3年春の甲子園で準優勝、明大では通算20勝。14年ドラフト1位でオリックス入団。15年6月5日の中日戦で初勝利。父は元巨人、日本ハム捕手の章弘氏。188センチ、95キロ。左投げ左打ち。

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