「ホークスの山川」が誕生した。ソフトバンクは19日、西武から国内FA宣言した山川穂高内野手(32)の獲得を発表した。背番号は「25」。入団会見は同日に福岡市内で行われる。ソフトバンクのFA補強は、21年オフの又吉克樹投手(中日)、22年オフの近藤健介外野手(日本ハム)、嶺井博希捕手(DeNA)に次いで3年連続となった。

山川は過去に3度の本塁打王を獲得。通算218本塁打を誇る右の大砲は補強ポイントに合致し、今オフのFA市場の目玉的存在だった。今季は自身の不祥事で出場17試合にとどまったが、打撃力は健在と評価。ソフトバンク三笠GMは「(不祥事の)事案についてもしっかり調査するというのが、我々がまずはやらなければならないこと」と語っており、FA宣言から約1カ月の綿密な調査を経て、獲得に至った。

山川は3月のWBCで世界一メンバーになったが、5月に強制性交容疑で書類送検され、8月末に嫌疑不十分で不起訴処分になった。西武球団は9月に入り、公式戦出場停止処分を通達。非公式戦の宮崎でのフェニックスリーグには出場したが、処分は解除されないまま今オフを迎えていた。

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