ヤクルト奥村政之国際グループ担当部長が18日、この日獲得したホセ・エスパーダ投手(26)の獲得の経緯と、今オフの外国人補強について総括した。

プエルトリコ出身のエスパーダに対してはリリーバーとして期待を寄せた。「すぐにってわけにはいかないでしょうけど、将来的にはそういう(抑え)候補にもなってくれるピッチャー」と話した。11月からのプエルトリコ・ウインターリーグでは8回を無安打無失点、9三振を奪う快投で「サインしますから、もう家に帰ってくださいというところで中断させた」と獲得の経緯を語った。

契約の形についても説明し「パドレスから買い取ってます。ですから移籍金を払って、パドレスから買ったという形です」とした。

奥村氏は今オフの外国人助っ人の補強終了を明言した。サイスニード、オスナ、サンタナ、ロドリゲスの在籍している4人に加え、先発候補の右腕ヤフーレを獲得。そこに同じく右腕エスパーダを加えた6人で来春の浦添キャンプへ向かう。

今オフの日本人選手も含めた補強についても総括した。国内FA権行使を宣言したDeNA石田、オリックス山崎の両左腕の獲得に乗り出すも逃した。シーズン終了後に先発左腕ピーターズを自由契約選手として公示し、チームの主な左腕は43歳の石川、高橋、田口、ソフトバンクから戦力外通告を受けた嘉弥真らとなり、「左腕」が補強ポイントになっていた。

結果として外国人左腕の獲得がなかったことについては「チーム全体として左が少ないから、それを今からでも左という感じには今のところなってない。もしそうであれば、最初から左限定、絶対左というところで探していたと思う。外国人に対しては良い逸材を探していこうというところ」と説明した。

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