オリックスの杉沢龍外野手(23)が25日、大阪市内の球団施設で体を動かし、前日24日まで約1カ月にわたるオーストラリアのウインターリーグでの経験に「収穫はめちゃめちゃ多い」と手応えを明かした。

11月12日にオーストラリアでのウインターリーグへ出発し、参加。「真っすぐの捉え方がつかめてきた。アウトになる打球でも、ちゃんと捉えたりとか、いいライナー性の当たりというか。自分の求めている打球が打てていた」と直球への対応に収穫があった。

きっかけはT-岡田からのアドバイスだった。LINE(ライン)でバットがボールの下に入ることを相談すると「真っすぐを打つには高めの真っすぐに目付けして、それをたたけるイメージで待っていたら、下から絶対出ないから」と助言をもらった。実行すると変化が生まれ、「しっかりボールをたたけるようになった。すごくいいアドバイスをもらいました」と打球の質が向上した。

初のオーストラリアに「楽しかった」と笑顔。元ヤンキース4番のグレッグ・バードとチームメートだったといい、「スイングとか、いろいろ教えてもらった。体が大きくても小さくても基本は変わらないから、とにかくバランスが大事だよ」とアドバイスをもらった。

約1カ月のオーストラリア修行に「収穫はめちゃめちゃ多かった」と手応え十分。日本を離れている間に外野手では西川龍馬外野手(29)が広島からFA加入し、レギュラー争いも激化する。今季は2試合のみの出場。来季へは「とりあえず試合に出たい。自分のその時その時にできることの最高レベルを出せるようにやっていきたい」。オーストラリアでの経験をプラスに変える。

【関連記事】オリックスニュース一覧>>