23年は明るい話題がたくさん! 日刊スポーツは年末恒例「阪神ファンアンケート」をニッカンスポーツ・コムで今月中旬に実施。「ファンが選ぶ2023阪神10大ニュース」ではオリックスとの「関西シリーズ」を制しての38年ぶり日本一、18年ぶりのリーグ優勝が1、2位に輝いた。虎党が歓喜に沸いた1年。“そらそうよ”な結果がアンケートに反映された。

  ◇  ◇  ◇

思わず「そらそうよ」と言いたくなるような結果だった。虎党が今年の10大ニュースのトップに選んだのは、オリックスとの激闘を制しての38年ぶり日本一だった。集めた票数は1386。18年ぶりのリーグ優勝は87票差で2位だ。

岡田監督も「日本一になったら普通、おめでとうって言葉が多くなると思うんだけど『ありがとう』って言葉が多かったよな」と振り返っていた。それだけリーグ優勝、そして日本一は、みんなが待ちわびた瞬間だったということだろう。久しぶりの歓喜が数字に反映された。

岡田監督は、ここでも話題の中心だ。「岡田監督の猛抗議で塁のブロッキングに関するルール運用が変更に」が6位に。8月18日のDeNA戦で熊谷が二盗を試みた際にDeNA京田の足が二塁ベースをふさぐ形となり、セーフ判定がDeNAリクエストでアウトになった。これに岡田監督が猛抗議。日本野球機構(NPB)が塁のブロッキングに関するルール運用変更を決めたという流れだ。指揮官の野球、選手に対する熱い思いはファンにも響いていた。「アレ(A.R.E.)が流行語大賞に輝く」も7位に入った。

選手個人についてのニュースも上位に食い込んだ。「村上頌樹の覚醒」は645票で3位。鮮やかにスターダムを駆け上がった1年は、ファンの心を動かした。現役ドラフトで加入の大竹が5位、二塁コンバートで躍進した中野が8位、全試合4番を務めた大山が9位、「恐怖の8番」木浪が10位に入り、岡田監督だけでなく日本一戦士の存在感も際立ったシーズンだと証明した。

4位には「横田慎太郎さん追悼試合で逆転勝利」。7月に亡くなった横田さんのため、一丸となったナインの姿は多くの人の心を打った。来季は「球団史上初のリーグ連覇」を成し遂げ、トップとなるか。【中野椋】

◆阪神ファンアンケート ニッカンスポーツ・コムで12月20日から25日まで実施。年末恒例企画で、昨年は「開幕9連敗、17試合でわずか1勝と開幕から歴史的低迷」が1位だった。

その他のアンケート結果はこちら>>

2022年末のアンケート結果はこちら>>