吉兆の快晴よ。球団初の連覇を目指す阪神の春季キャンプは、真夏のような青空の下で始まった。阪神岡田彰布監督(66)もつい「いやー、暑いな。汗かいてきたわ」ともらすほど。明るい日差しがチームの未来を照らしているようだ。
この日の最高気温は25度。指揮官が1軍守備走塁コーチの03年に沖縄・宜野座村でキャンプを張ってから、一番の晴れ空だった。「初日雨の時だけBクラスなんよな。2004年のな。だからそれを考えたら天気良すぎ(笑い)」。カラッとした暑さが心地よい。
唯一Bクラスの4位だった04年。歓迎セレモニーの直前にいきなり滝のような雨粒が降り始め、ルーキー鳥谷と藤本の居残り特打も雨の中で行われた。それを思えば、24年は縁起の良い1日目。「そんなん天気で決めることじゃない」と一笑に付したが、05年に頂点に立った時も実はお天気からスタート。「05年は快晴やんか。18度くらいで、今日みたいなこんな晴れじゃないけど」。ついつい期待せずにはいられない。
コロナ禍の入場制限が解けた今年は、約2500人の観客が集まった。「六甲おろし」が流れる中で日本一を祝うプチパレードを行い、歓迎セレモニーでは沖縄のファンへ「連覇」とはっきり口にした。「今年は『アレ』を言わずに『連覇』を第一目標で1年間また戦って行きたい。たまに『アレンパ』も言います」。掲げられたチャンピオンフラッグの下で気持ちも新た。「旗に見守られていると言うたらおかしいけど、去年頑張った証しなので、誇りを持って練習したらいい」。晴れやかに連覇への道のりが始まった。【磯綾乃】



