近畿学生野球連盟は1日、同連盟の野球継続選手を発表した。2部の太成学院大で投打二刀流としてNPBスカウトから注目を集めた太成学院大の田中大聖(やまと)投手が社会人野球の強豪・ホンダ鈴鹿で継続することが分かった。田中は昨秋プロ志望届を提出していた。

投げては最速153キロ、走れば50メートルは5・7秒で大学通算6本塁打を記録するなど、伸びしろたっぷりの存在として2部リーグで光を放った。

自慢のボディーも存在感を見せた。大学進学直後コロナ禍で練習がままならないなかった頃、自主的に筋力トレーニングに着手。トレーニングを継続しプロ顔負けの体つきも魅力の1つだ。

社会人野球の強豪がひしめく東海地区のホンダ鈴鹿は、都市対抗に出場26回、優勝1回を誇る。またNPBへ選手を多数輩出しており、直近では昨年に巨人から2位指名を受けた大卒社会人5年目の森田駿哉投手(27)がいる。野手では19年に西武に柘植世那捕手(26)や17年にオリックス山足達也内野手(30)がNPB入りを果たしている。