阪神門別啓人投手(19)が地元北海道での凱旋(がいせん)登板で、いきなりの先輩斬りを見せた。

1番細川を見逃し三振。1死から東海大札幌(当時は東海大四)の先輩にあたる今川と対戦し、142キロ速球で一飛に仕留めた。

続く3番阪口も空振り三振に仕留め、3者凡退。観客席からは横断幕も掲げられるなど、地元の大応援を受けながらの登板。完璧な立ち上がりで、初回から沸かせた。

その後は2回に四球、盗塁で2死二塁のピンチを招き、田宮の左前適時打で1失点。4回には今川から「お返し」の中越え二塁打を浴びたが、無失点で切り抜けた。最速146キロを計測し、4回2安打1失点。4三振を奪う、堂々たる投球を見せた。

門別は投球を振り返り、「真っすぐもそうですし、変化球の精度だったり、スライダーも全然ストライクが入らなかった。全部決めにいく球になってしまったので、そこらへんが全然ダメでした」と反省しきり。それでも「失点につながった1本はもったいないと思いましたけど、そこは次の試合にしっかり投げきれるように練習していきたい」と前を向いた。

 

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