巨人小林誠司捕手(34)が絶好機で代打で登場し、同点適時打を放った。

1点を追う9回1死一、三塁。阿部監督が打者郡の場面で「代打小林」をコールした。どよめきよりも歓声がはるかに勝った。

日本ハム西村に3球で追い込まれるも、ファウル4球で粘り、フルカウントからの9球目、144キロ直球を左前にはじき返した。サヨナラ勝ちへとつなげた値千金の同点適時打をマーク。阿部監督は「チャンスだったらいこうと言っていたので。5割バッターですから」とにんまり。

最後は2死満塁からルーキー泉口が中前へのサヨナラ打で“今季本拠地・開幕戦”を白星で飾った。阿部監督は福岡から札幌までの移動時に「誠司が打つと盛り上がる。しびれる場面、チャンスで打席に立たせたい」と話していたとおりの“奇策”を決行。小林は、昨季シーズンで8打数にとどまり、わずか1安打、打率1割2分5厘。今季のオープン戦は12日ソフトバンク戦から1軍に合流し、5打数3安打の打率6割となった。

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