開幕投手の巨人戸郷翔征投手が反省を口にした。

3回無死三塁で、先制2ランを浴びた楽天太田への初球。「あの勝負どころの1球というのが、甘かった。オープン戦だからいいやっていうのはない。そこの意識を変えていかないことには、勝利も減っていくと思うので変えていきたい」。先頭に右中間三塁打を浴びた直後、甘く入った143キロの直球を被弾。バッテリー間の意思疎通にギャップがあった。

ボールでもいい内角を要求した大城卓に対し、きわどいコースにストライクを取りにいった戸郷。結果的に甘く入った。「シーズン中ならもっとできていると思いますし、確認をもう1回できたら」。この試合最速147キロと球威は取り戻しつつある。結果は3回2失点で3試合連続失点も、収穫も見いだしているから表情に悲愴(ひそう)感はない。「やりたいことはだいたいできた。ただあのホームランがなければもっとよかった」。その心残りは、開幕のマウンドで拭い去る。

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