ソフトバンク和田毅投手(43)が、内定していた4月2日のロッテ戦(ペイペイドーム)の先発を回避する。27日、ペイペイドームでの全体練習で小久保監督が「こっちから止めた」と明かした。本拠地開幕戦は大関友久投手が務める。開幕2日前に急展開の開幕ローテーション変更になった。

和田は先週までは投球フォームを見失うなど不振に苦しみ、1度は開幕ローテーション入りの返上も検討。その中で倉野コーチからは「間に合わなければ、ずらせばいい」と登板日の延期も提案されていた。それでも左腕は「行かせてください」と志願。覚悟を決めて前日26日の2軍広島戦で最終調整に臨みながら、3回途中8安打5失点。左手中指を負傷して出血するなどアクシデントにも見舞われていた。

小久保監督は「爪のこともあるし、マメがもう多分、次いったら破れる可能性が高いので、もうこっちから止めた」と改めて説明。大関については「去年の開幕投手を務めた男なので」と全幅の信頼を寄せた。

大関は当初、4月4日のロッテ戦に先発予定だった。前倒しになることで、4日の代役は石川か大津が濃厚だ。

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