楽天今江敏晃監督(40)が、開幕3戦目で延長11回サヨナラで初勝利を挙げた。

大観衆の本拠地仙台で西武に勝利。初陣となった開幕戦では、開幕投手に抜てきした4年目左腕・早川が8回途中1失点と力投も0-1で競り負け、前日30日も2-8で敗れていた。今季から指揮を執る巨人阿部監督、ソフトバンク小久保監督に続いて待望の1勝をつかんだ。

前日の試合後、今江監督は「ホームでせっかく開幕したし、お客さんも入っていただいている。何とかホームで初白星を挙げて、次の北海道(の日本ハム戦)に行けるように頑張ります」と必勝を誓っていた。

昨年10月、12球団最年少監督として就任した。指揮官としての理想像は、ロッテ時代に自身を主力へと育ててくれたボビー・バレンタイン元監督だという。「あの方がチームはファミリーだと言って、本当に家族のように接してくれて、時に厳しく、時には優しく接してくれて、本当に僕らを信じて信頼してくれていたので、そういうチームにしたい」。恩師のようにファミリー感あふれるチームを築いていく。

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◆今江敏晃◆ いまえ・としあき。1983年(昭58)8月26日、京都府生まれ。PL学園2年夏に甲子園出場。01年ドラフト3巡目でロッテ入団。05、10年日本シリーズMVP。15年オフにFAで楽天に移籍し、19年限りで現役引退。06年WBC代表。20年から楽天コーチ。現役時代は180センチ、89キロ。右投げ右打ち。17~19年の登録名は「今江年晶」