西武のドラフト1位左腕武内夏暉投手(22)が、プロ初登板初先発で初勝利を飾った。

7回打者24人に85球を投げ許したヒットはわずかに1本。7つの三振を奪い、二塁を踏ませない快投を披露した。今季の12球団のルーキーで、最初の白星を挙げた。

落ち着いた表情で冷静にアウトを重ねた。1回1死から2番西川に四球を与えたが、3番杉本を149キロ直球で見逃し三振、4番森を二ゴロに仕留め無失点でスタートした。

2回を3者凡退とし、3回2死から福田に中前打を許したが得点を許さず。圧巻は4回だった。杉本、森、昨季首位打者の頓宮を3者連続三振に抑えた。6回1死から福田に四球を与えたが失点を許さなかった。

登板前日に「長打力のある打者も多いので、気をつけながら制球よく投げられたら」と話したように、低めにボールを集めた。

昨季の新人王、オリックス山下に投げ勝ち、大きな白星をつかんだ。

 

◆武内夏暉(たけうち・なつき)2001年(平13)7月21日、福岡県北九州市生まれ。折尾東小3年で軟式野球を始め、折尾愛真中では軟式野球部に所属。八幡南では県4回戦が最高成績。国学院大では2年秋から東都リーグ戦に出場。3年秋は4勝を挙げて優勝に貢献し、MVPに選ばれた。大学通算は登板36試合で14勝7敗。23年ドラフト1位で西武に入団。186センチ、90キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸1600万円。

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