12球団のスカウトが見守る中、今秋ドラフト候補の東洋大・岩崎峻典投手(4年=履正社)が開幕戦で先発し、4回1/3を5失点も、スカウト陣の評価は変わらなかった。

3回2死三塁から中三塁打を浴び、先制を許した。1-2で迎えた5回には1死一、二塁からファウルかと思われた当たりが右適時三塁打となり、降板。2死三塁でマウンドを引き継いだ2番手の加藤慶大投手(4年=龍谷大平安)が中前打で三塁走者を返され、自責点は5点となった。

試合後、岩崎は「試合をつくるのが僕の仕事だったんですけど、それができなかったので今日は僕のせいかなと思います。やっぱりレベルが足りない。修正よりも追いこんで、もう1回レベルアップしないといけないですね」と、悔しさをあらわにした。

1球団複数人体制の球団も多く見られる中での投球。スカウトのスピードガンでは最速149キロを計測した。

楽天の井上純担当スカウト(53)は「やっぱり追っかけていきたい投手ではあるかなと。今日の内容は良くなかったような印象だけど、持ってるベースは高いので」と話した。

広島の高山健一スカウト(52)「手元のボールのキレは悪くない。カットボールの使い方も良かった。これから良くなっていくことに期待したい」

オリックス岡崎大輔担当スカウト(25)「(この試合で評価が変わるということは)ないですね」