腰痛で2軍調整中のヤクルト奥川恭伸投手(22)が10日、戸田球場での練習後に復活へ向けて思いを口にした。当初は9日からのイースタン・リーグ楽天3連戦(戸田)で実戦復帰の予定だったが、症状が悪化したことにより、登板が流れていた。「リハビリをやっていて、良くなりかけの時だったので、その反省を生かして、気持ち抑えめにって感じですね」と少しの焦りがあったことを明かした。現在の体の状態については「大丈夫です、全然問題ないです。一回悪くなったけど、もうしっかり良くなったので」と軽症をアピールした。

あくまでゼロからの再出発ではなく、下地はある上でより良い状態へ上げていく。この日はブルペンで立ち投げ。「投げている球もよかったと思いますよ。投げ方も感覚もよかった。実戦も近かったですけど、ちょっと足踏みしたっていう感じになっただけなので」と積み上げていく。次の登板について「僕は来週中とか、そこを目指して頑張りたいと思っていますけど、まあそこは(監督、コーチ、トレーナーの)判断次第ですね。僕は全然いけるよって感じなんですけど」と高ぶる気持ちは抑えながら、少しずつ調整を進めていく。