オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブの2年目の右腕、木口広大(23)が6回から3番手で今季初登板。3イニングを3安打1失点ながら、得意のフォークで2三振を奪ってアピールした。チームは序盤の失点が響き、日本ハムに敗れて2連敗になった。

7回1死一、二塁のピンチ、木口は日本ハムの3番清宮幸太郎(24)のバットに空を切らせた。フィニッシュに投じたのは「中学時代から投げている」というフォーク。カウント3-2。「フォークは狙っていないだろう」と裏をかいた。続く4番有薗直輝(20)もフォークで空振り三振。8回に1点を失ったものの、橋上秀樹監督(58)は「内容がよかったので、3イニング目も投げさせた。初登板にしてはまあまあ」と及第点を出した。

開幕から17試合目でようやく今季初登板。「最近、感触がよかった。ストライクゾーンに納まるようになった」という決め球を披露できたのは収穫だった。ルーキーだった独立リーグ・BCリーグ時代の昨季はシーズン序盤に右肩を故障し、2試合の登板に止まった。2年目、最初のチャンスで可能性をのぞかせた。