中日が4年ぶりの6連勝で、首位を維持した。2点を追う6回、適時打に押し出し四死球などで逆転。救援陣も、昨季日本一の阪神打線の反撃を封じて逃げ切った。

6回、先頭田中の四球から打線が“線”になった。高橋周の3本目の安打で一、三塁。主砲中田が5試合連続打点で期待に応え、1点差。さらに細川の左前打で、阪神大竹をKOした。無死満塁で代打の切り札、チーム最年長の中島が2番手岡留から右手首に死球を受け、移籍後初打点となる押し出しで追いついた。

なおも無死満塁と好機は続き、宇佐見が勝ち越し左前打。昨年8月に3本のサヨナラ打を放ったヒーローは「桜満開って感じ」と、桜の季節をイメージしたピンクの企画ユニホーム姿のファンで大入りのスタンドを眺めた。

立浪監督も「最高の形のゲームになった。各停だったけど宇佐見までつなげた。昨日(12日)の悔しい引き分けを一つ取り返せたかな」と、満面の笑みで試合を振り返った。先行逃げ切りだった5連勝から、6連勝目は逆転勝利。「今年は違うって言っているじゃないですか」と、4年ぶりの貯金5に指揮官の声も弾んだ。【伊東大介】

▽中日メヒア(6回2失点で2勝目)「立ち上がりバタバタしてしまったが、その後なんとか粘れた。野手がたくさん打って助けてくれたから感謝しているよ」

▽中日中田(6回の適時打で5試合連続打点)「追い込まれていたが、何とかヒットで後ろにつなげて良かった」

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