元阪神のクレイグ・ブラゼル氏(43)が試合前、日刊スポーツ評論家の岩田稔コミュニティアンバサダー(40、CA)とともにファーストピッチセレモニーを行った。

タテジマのユニホームに袖を通し、当時の背番号「67」で登場。大歓声を浴び、右翼スタンドの虎党からは応援歌が演奏された。

岩田氏がマウンドに上がり、ブラゼル氏は左打席へ。だが、岩田氏が投じた球は大きくそれ、ブラゼル氏はたまらず右手でキャッチ。笑いと拍手に包まれた。

西武や阪神などで活躍し、NPB通算133本塁打を放ったスラッガー。来日は10年ぶりだった。久しぶりの甲子園に「球場の歴史も、ファンの熱意とか情熱、現役を思い出せたような」と思いを寄せた。さらに、連覇を目指す阪神へ「今年は今年ですから前を向いて進むしかない。頑張ってほしい」とエールを送った。

甲子園を訪れる前には大阪・中之島の日刊スポーツ大阪本社を訪問。懐かしい日本の空気に心が躍ったようで「また阪神のユニホームを着て、プレーしたいくらいだよ」と笑顔を振りまいた。

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