巨人戸郷翔征投手(24)が“リベンジ”を期し投手戦を演じた。

初回2死から野間に三塁打を打たれ、次打者・4番堂林を直球で空振り三振。2回先頭・小園に右前打を許すも、坂倉を空振り三振に打ち取り、二盗を狙った小園を捕手小林が刺す“三振ゲッツー”でピンチを脱した。戸郷は「前回あまりいいピッチングができなかったので。すぐ、やり返しができるというところはすごくいいこと」と挽回した。

前回登板と同じ広島との巡り合わせは、願ってもないマウンドだった。12日、東京ドームでは5回4失点で降板。1週間後、敵地での同カードに「あとあと、記憶をさかのぼって嫌な思いが何週もあるよりはいいと思いますし、僕としてはメリット。前回の反省をいかして、0に抑えられたことがよかった」と3度の3者凡退含む7回4安打無失点。「前回失点して長いイニング投げられなかったんで0でいけたのは収穫。いいイメージは与えられた」と、嫌なイメージを中6日で拭い去った。