阪神藤川球児監督(45)のしぐさに、思いやりがにじんだ。23日のドラフト会議で、阪神は広島、日本ハムと3球団強豪の末に、創価大・立石正広内野手(21=高川学園)を1位指名した。
広島新井監督、日本ハム新庄監督と、元虎戦士の3監督が並んで壇上へ。直前の日本ハム新庄監督が“じらし”ながらくじを選ぶ姿に、藤川監督は笑顔を見せながら、最後の残りくじを手にした。
右横で左胸に封筒を当て、微動だにしない新庄監督をちらりと見ると、少しして自らの封筒の中に手を入れた。1度ポトリと落としてしまうも、これが当たりくじだった。
「新井監督と新庄監督と、非常にもともと仲がいいので、2人の表情を見て、ボールを持ちすぎると、くじを持ちすぎると失礼にあたりますから、もうやめておこうと思って出しました(笑い)」
当たりくじを阪神の円卓に向けて掲げると、満面の笑みで渾身(こんしん)のガッツポーズ。「私たちにとっては一番の選手でしたから」という思いを、未来の虎のスターに向けて表現した。



