<ソフトバンク1-2日本ハム>◇29日◇福岡ヤフードーム

 日本ハムがエースと守護神の鉄板リレーで、連敗を9で止めた。先発のダルビッシュ有投手(25)が8回1失点12奪三振という圧巻の投球。1点差の9回は15日ロッテ戦(東京ドーム)以来の登板となった武田久投手(32)が危なげなく3者凡退で締めた。ダルビッシュはシーズン自己最多の17勝目、武田久はシーズン自己最多タイの34セーブ目で通算100セーブに到達し、「記録は分かっていたので、早く投げたかった。すんなりいけて良かった」とほっとした表情だった。節目の数字をなかなか手にできない現状を知った先発のダルビッシュが9回のマウンドを「譲ってくれた」という。納得の投球で自己最多に並ぶ34セーブ目にも到達。「チーム状況などがかみ合わないと、セーブは付かない」と仲間に感謝した。梨田昌孝監督(58)は「(ダルビッシュは)この前より良かった。勝ち星が付くのが一番。さすがやね。(武田久は)リーチがかかってから長く登板が空いて、難しかったと思うけどね。よかったね」と、両投手の節目で連敗を止めたことを喜んだ。