中日の稲葉光雄2軍投手コーチ(63)が11日午後8時39分、脳内出血のため名古屋市内の病院で死去した。稲葉コーチはこの日、ナゴヤ球場で行われたウエスタン・リーグ広島戦に参加。試合中に突然体調を崩し、救急車で病院に緊急搬送された。甲府でのDeNA戦後、急死の訃報を聞いた高木監督も「突然のことで何とも言えん」と言葉が出てこなかった。

 稲葉氏は1948年(昭23)10月2日生まれで静岡県出身。清水工高(現静岡県立科学技術高)から日本軽金属を経て、71年ドラフト2位で中日入団。実働13年の通算成績は331試合で104勝80敗2セーブ、防御率3・44。09年から中日コーチを務めていた。