阪神の鳥谷敬内野手(33)が米大リーグ移籍を目指し、海外フリーエージェント(FA)権を行使したことが11日、分かった。

 高野栄一球団本部長によると、この日、FA申請の書類が兵庫県西宮市の球団事務所に届き、日本野球機構(NPB)に手続きを取った。

 鳥谷はかねてメジャーを志向していた。一方で残留の可能性があるとみられ、同本部長も「諦めているわけではない。球団としては最大限、残ってもらえるようにお願いしている」と述べた。

 鳥谷は埼玉・聖望学園高-早大から2004年に自由獲得枠で阪神入り。巧打と堅守を武器に1年目途中から遊撃のレギュラーに定着した。新人時代から継続中の1466試合連続出場はプロ野球歴代3位。通算成績は1545試合で1611安打の打率2割8分5厘、120本塁打、677打点。