ヤクルト畠山和洋内野手(32)が19日、都内の球団事務所で契約交渉を行い、2600万円アップの9000万円で更改した。

 今季は自己最高となる打率3割1分に加え、得点圏打率もリーグ2位の4割2厘と勝負強さを発揮。「去年はバレンティンの後ろを打って、なかなか結果も出ず、精神的に追い込まれていたところもあった。今年はレギュラーではないところから始まって、ある意味、気楽に入ることができた。その中で成績もついてきて、何とかこれを続けていこうと思ってきた」と、充実の表情で振り返った。

 相川が抜け、チームリーダーとしての期待もかかるが、「(若手を)叱ったりできる性格じゃないので」と控えめ。それでも「自分はプレーの中で引っ張っていけたら。若い選手も気になることがあれば、先輩にも言った方がいい。見て見ぬふりが多いチームと感じたこともある。全員で言い合える環境が大事だと思う」と、自覚を口にした。(金額は推定)