2007年以来、8年ぶりの日本復帰を決めた広島黒田博樹投手(39=前ヤンキースFA)が15日(日本時間16日)、米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊での自主トレを公開した。

 復帰決断後、初めて公の場に姿を見せた黒田は、キャッチボール、強化トレなど約2時間半の練習メニューを消化した。

 練習後の会見では、復帰を決めた経緯について率直な言葉を口にした。「悩んだ結果、常に毎年、いい決断ができるようにと思って過ごしてきた中で、日本に帰るとすれば、今年が最後のシーズンになるんじゃないかと思った。最後はカープファンの気持ち、というのが大きかった」。

 また、復帰イヤーを前に、「まだ実感がわかない」としたうえで、「自分にとって、(決断が)間違いじゃなかったと言えるようなシーズンを過ごしたい」と抱負を語った。