中日岩瀬仁紀投手(33)が、3年連続でオープン戦本拠地開幕投手を務める。4日、ナゴヤドームで行われる西武戦に先発。3年連続40セーブ以上の鉄腕守護神が、年に1度の「恒例イベント」に臨む。

 岩瀬は「たまにはまっさらなマウンドをかみ締めて投げたいからね」と先発を希望し、過去2年は好投している。06年3月2日の西武戦では1回を3人でピシャリ。07年3月4日ロッテ戦は1回2安打1失点も2三振を奪った。いずれの年も、その後は「守護神」に戻っている。「いつも(試合終了の)午後9時とか10時まで待っている。たまには(先発で)早く帰ってみたい」と話した。

 登板については「投げるだけです。まだ何かを準備をするような段階じゃない」と話した。昨年は12月の北京五輪アジア予選までプレー。「オフが短かかったからオープン戦はペースを考えてやっていきたい」と28日広島との開幕戦(ナゴヤドーム)に照準を合わせている。【益田一弘】