「ポスト矢野」を狙う清水誉捕手(24)がブルペンで存在感を見せた。同期入団の上園のボールを受け、右腕の新スライダー習得を必死で手助けした。「上園が試しているスライダーを受けたのは初めてだったんで。曲がりの大きさとかスピードとか、いろいろ声をかけました」。上園は従来のモノより曲がりが小さく、スピードがある新スライダーを試しているところ。清水は投球中、大きな声で何度もアドバイス。上園もその言葉に真剣に聞き入っていた。

 昨季の2番手捕手・野口がFAで横浜に移籍し、3年目に大きなチャンスが転がってきた。16日はフリー打撃で玉置と対戦し、スライダーにてこずる場面も。課題はまだまだ多いが、地道な努力で投手、首脳陣の信頼をつかむ。

 [2009年2月17日12時14分

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