阪神片岡篤史新打撃コーチ(40)が「逆フラミンゴ打法」導入で、若手の打力向上をうながした。自身が現役時代に取り入れていた練習法で、軸足とは逆足で片足立ちしながらバットスイングを行うもの。午前の打撃練習中、ティー打撃を行っていた上本、水田、野原祐らをつかまえ、丁寧に教え込んだ。片岡コーチは「若い選手にバットの使い方を覚えてもらおうと思って。片足で打つと(思い通りに)体を使えないが、その分、トップを(早く)つくれる。トップができないとミスしやすくなるから」と逆一本足打法の意図を説明した。

 新たな練習法を伝授された選手ははじめ、ぎこちないスイングを繰り返していたが、徐々にコツをつかむと、しっかりミートしながら打ち返した。上本は「難しかったです。トップができないと振れませんからね。意識はしていますが、再確認できた。今後も続けていきたい」と話していた。

 [2009年10月31日11時49分

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