えとにちなんだ「虎柄ヘア」から黒髪に戻した日本ハム中田翔内野手(20)が、「マジメ」になることを誓った。16日の日本ハム本社の商品展示会に参加。2日前にパーマを落とし、色もおさえた髪形に「前のは批判が多かったので…。イチからというか、気合を入れるために、丸刈りにしようかとも考えています」と明かした。

 「見た目」の変化は、気持ちの表れでもある。ロッテ西岡らと行っている合同自主トレは、午前9時から夕方まで走りっぱなしのハードなメニュー。「正直しんどいけど、いい練習ができています。バットスピードも実感できるくらい変わってきた」と胸を張った。

 その姿勢はキャンプに入っても継続する。内野に加え、今季から挑戦する外野の特守も熱望。「全体練習が終わってからも別でやりたい。誰よりも最後までグラウンドに?

 当たり前。試合に出るためにやるしかない」と気合十分だ。

 昨季はイースタン・リーグで本塁打、打点の2冠に輝いたものの、1軍では22試合の出場にとどまった。「今年は勝負の年。意地でもやりたい。高校、2軍と本塁打の記録を塗り替えてきたので、1軍でもそれ(55本)を超えるくらいの気持ちでやりたいです」。黒髪の下に鋭く光るまなざしは、真剣そのものだ。【本間翼】

 [2010年1月17日11時23分

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