関西シリーズ実現や!
阪神真弓明信監督(56)が岡田オリックスとエールを交換した。19日に兵庫・有馬温泉の料理旅館「旅篭」で行われた「天地会」の懇親会に出席。阪神に対して挑発的な発言を連発してきた岡田彰布監督(52)との“直接対決”が注目されたが、意外?
にもスポーツマンらしいやりとりに終わった。
85年日本一と87年最下位を経験した阪神OBによる「天地会」。その会合の席で、両監督が隣り合って座った。まず岡田監督が「関西で日本シリーズができるように、最終的にはそれしかない。勝つことが大事」とあいさつ。これを真弓監督が「天地会では日本一と地獄を見た。地はいらないから、天を目指していく。岡田監督が言われたように、阪神とオリックスで日本シリーズを実現できたら、関西は盛り上がると思う。誠心誠意、頑張っていく」と受けて立った。
昨年12月には岡田監督から「阪神にも頑張ってほしいけど、確率でいえば、オリックスの方が(リーグを勝ち上がってくる)可能性があるかな」と激辛エールを送られたが、この日は「オリックスはまだ子供のチーム。阪神のように玄人みたいになりきっていない」と持ち上げられた。
その経緯はともかく、昨年はともにBクラスに沈み、関西に明るい話題を提供できなかった。この日も両監督の一触即発の空気が不安視されたが、そこは85年に同じユニホームで汗を流したメンバーの集まり。木戸ヘッド、平田2軍監督、中西2軍投手コーチらも参加し、和気あいあいのムードで健闘を誓い合った。
[2010年1月20日11時38分
紙面から]ソーシャルブックマーク