巨人の守護神マーク・クルーン投手(36)が2月中にブルペンでの投球練習を解禁する意向を明かした。19日、休日を返上して宿舎の庭で最長40メートルまで距離を伸ばしたキャッチボール。「宮崎にいる間に、最低1回はマウンドに立ちたい」と、プランを明かした。昨年12月に受けた右ひじの遊離体除去と骨きょく形成手術のリハビリも続けているが「休んでいる暇はないからね」。14日の練習後には「(ブルペンは)多分、3月になる」と話していたが、順調な回復ぶりから予定が繰り上がる可能性が出てきた。

 体調の良さが、自然と体を動かしている。「日に日に肩もひじもよくなっている。マウンドに立つ過程で遠投もしないとね」と、次のステップにも目を向ける。それでも3月26日のヤクルトとの開幕戦(東京ドーム)での復帰は厳しい状況で「今のペースなら間に合うと思うけど、無理はしないよ」と、慎重な姿勢も崩さなかった。

 [2010年2月20日8時39分

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