オリックスのアレックス・カブレラ内野手(38)が秘密の“打撃塾”を開いた。23日、キャンプオフを返上して東部総合運動公園(高知市)で打撃練習。まじめな練習態度など、この2月からすっかり優等生キャラになったカブレラは、11歳下のバルディリスと室内練習場にこもり、互いにトスを上げて指導。「彼に話をしてやりたいと思っていた。バットをどう出せばいいか、球を迎えるのでなく、呼び込むということを教えたよ」。他の休日返上組が引き揚げても、2人は残留した。鉄の扉をガシャンと閉じ、報道陣シャットアウトで、さらに集中力を高めて打ち込んだ。

 両脇をしめ、腰を反らすフォームを伝授され、“小カブ”と化したバルディリスは「球を見るときに前かがみになっていたのを指摘された。感謝している」とニッコリ。「自分もいい練習ができた」というカブレラは張りのある左ふくらはぎの状態次第で、25日の紅白戦に出場する予定だ。

 [2010年2月24日10時48分

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