<中日0-9ヤクルト>◇9日◇ナゴヤドーム

 ヤクルトは不調だった打線が13安打9得点と爆発し、連敗を6で止めた。火をつけたのは助っ人コンビだ。1回、1点を先制して1死一塁、ジェイミー・デントナ内野手(27)が7号2ラン。続くアーロン・ガイエル外野手(37)も10号ソロを放った。3回にも中前適時打を放ったガイエルが「調子はよくなっている」と言えば、4回に犠飛で追加点を挙げたデントナも「何週間かぶりにいいアプローチができた」と復調をうかがわせた。

 デントナは18日ぶり、ガイエルは14日ぶりの1発。名古屋に移動した6日の夜には、右腕トニー・バーネット(26)も誘って焼き肉店に出かけ、再浮上を誓い合った。球団は新外国人野手の補強に動いているが、デントナは「気にしてない。自分のプレーをするだけ」と言い切る。2人のアベックアーチは、チームが今季初勝利を挙げた3月27日巨人戦以来。高田監督も「(2人は)これが自信なったら、いい試合ができる」と、12日からの交流戦に向けて2度目の「開幕」を予感した。【由本裕貴】

 [2010年5月10日9時44分

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