<横浜4-10阪神>◇19日◇横浜
21日にもマジック点灯や!
黒虎打線が止まらない。球団記録に並ぶ3試合連続2ケタ得点で横浜を圧倒し、連勝を今季最長タイ5に伸ばした。前回優勝の05年以来というのも験がいい。主役は4番新井貴浩内野手(33)。自己最多タイの6打点で7試合連続打点をマークした。20日からは3位転落した巨人戦。最短21日にマジック点灯。優勝へのカウントダウンへ、いざ「整いました!」。
球団史に新しい1ページを刻む放物線だった。新井は、8-3の8回2死二塁で打席に立った。加藤の146キロ直球をフルスイング。横浜の夜空に美しいアーチをかける15号2ランを放って「打った瞬間に入ると思いました」。この一撃で球団タイ記録となる3試合連続2ケタ得点が完成した。優勝した05年以来4度目という吉兆レコードは4番のバットがもたらした。「すごいですね。すごいと思います」と、立役者の新井もびっくりした攻撃力だ。
絶好調の4番がけん引している。まずは同点の3回2死二、三塁。藤江の高め直球をとらえて、右前に運んだ。勝ち越し2点適時打に「2死からみんながつないできたチャンスなので何とか生かしたかった。良かった」。この日は5回の適時二塁打、6回1死一、三塁の遊ゴロも合わせて1試合6打点。昨年8月6日中日戦以来3度目の自己最多タイ記録だ。しかも11試合連続安打、7試合連続打点と止まらない。好調の理由を聞かれ「巨人という目標があって、毎試合気持ちを入れて戦っている結果じゃないですか」と口にした。
心の中に渇望がある。「満足なんかしていない。ホームランも少ないし、打率もそんなに高くない」。新井は、連続安打継続中にそう口にした。05年ホームランキングとしての自負もある。金本の代役から座り続ける4番には「いいときも悪い時も気持ちを強く持って。悪かったら切り替えるようにしている」。夏場に入って看板も板についてきたが、「満足したらそこで終わってしまうから」と自分を厳しく戒めている。
「黒虎打線」は「ダイナマイト打線」の名前に恥じない攻撃力で優勝に突き進む。20日からは敵地で3位に転落した巨人3連戦。連勝すれば、2位中日の結果次第で21日にも優勝マジックが点灯する。リーグ3連覇のライバルとは3ゲーム差がついたが「関係ないですよ、何ゲームだろうが。大切な試合に代わりはない。高校球児のような気持ちになって、がむしゃらにやりたい」。巨人との激突に順位やゲーム差は関係ない。チャレンジャーとして宿命のライバル巨人にぶつかる。【益田一弘】
[2010年8月20日10時56分
紙面から]ソーシャルブックマーク




