<ヤクルト2-9阪神>◇28日◇神宮

 ヤクルトが拙守の連発で大敗した。1回無死一塁、先発中沢が一塁へけん制悪送球。ピンチを広げ、新井に先制適時打を許した。同点の3回には、先頭マートンのゴロを一塁ホワイトセルがファンブル。1死二塁とされ、鳥谷の打球を、今度は左翼畠山が落下地点に追いつきながら捕球できず(記録は二塁打)、勝ち越しを許した。

 これで阪神には7勝12敗となり、今季の勝ち越しがなくなった。小川淳司監督代行(52)は、1本塁打を含む4安打4打点されたマートンについて「打たれっぱなし。昨日は完全に抑えた(4三振)のに。なんとか抑えないと」と対策の必要性を強調した。夏休み最後の週末となったこの日、試合開始40分前にチケットが完売。今季最多3万3182人が詰め掛けたが、勝利は飾れず。小川代行は「いつもいつもはうまくいかない。こういう日もある」と切り替えていた。【由本裕貴】

 [2010年8月29日7時57分

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